薄毛をカバーするヘアセットの基本は、髪に自然なボリューム感を出すことです。そして、そのボリューム感を作り出す上で最も重要な役割を果たすのがドライヤーの使い方です。正しいドライヤーテクニックを身につけることで、薄毛が目立たない、ふんわりとしたヘアスタイルを実現することができます。まず、タオルドライをしっかり行うことが大切です。髪がびしょ濡れのままドライヤーを当てると、乾くまでに時間がかかり、髪や頭皮に熱ダメージを与えやすくなります。タオルで優しく水気を拭き取り、特に頭皮はポンポンと押さえるようにして水分を吸い取りましょう。ドライヤーを当てる順番もポイントです。最初に、髪の根元から乾かしていきます。特に、薄毛が気になる頭頂部や分け目は、髪の毛が寝てしまいやすいため、根元を立ち上げるように意識して風を当てます。この時、指で髪の根元を持ち上げながら、下から温風を送り込むと効果的です。また、髪の生えている方向と逆向きに風を当てるのも、根元を立ち上げるのに役立ちます。ドライヤーの風の向きも重要です。一方向からだけでなく、様々な方向から風を当てることで、髪が自然に立ち上がり、ふんわりとした仕上がりになります。温風である程度乾いたら、最後に冷風を当てると、キューティクルが引き締まり、作ったボリューム感や髪型がキープされやすくなります。また、ツヤも出やすくなります。ドライヤーの熱に注意することも忘れてはいけません。同じ箇所に長時間熱風を当て続けると、頭皮や髪にダメージを与え、乾燥やパサつきの原因になります。ドライヤーを常に動かしながら、頭皮から15cm以上離して使用するように心がけましょう。これらのドライヤーテクニックを日々のヘアセットに取り入れることで、薄毛を目立たなくし、より自信の持てるヘアスタイルを作ることができるはずです。最初は少し難しく感じるかもしれませんが、練習すれば誰でも習得できます。
— 抜け毛 —
薄毛が目立たないヘアセットのためのドライヤーテクニック
2022年6月8日